アメリカ・トランプ大統領は20日、教育省の廃止に向け準備を進めるよう指示する大統領令に署名した。トランプ氏は読解力や数学の能力が低い小中学生が多いと指摘し、教育の権限を各州に戻すと訴えている。障害のある子どもなどへの支援は他の組織で維持されると説明。アメリカメディアは“教育省の完全廃止”は議会の承認が必要で、法案の可決には民主党の協力が必要で実現は難しいとの見方を示している。既に20州と首都ワシントンは教育省廃止の停止を求める訴訟を起こしていて、アメリカメディアは「新たな法廷闘争が勃発することが予想される」と報道。