2020年まで天安門事件の追悼集会が行われていた香港も厳戒態勢。香港国家安全維持法などで、反政府的な言動の取締を強化したうえ、親中派団体によるイベントで追悼集会は封じ込まれたかたち。香港の民主派団体「社会民主連線」は1日、街頭で演説を行い、自由を封じ込めようとする政府の政策を批判した。この日、警察は活動の様子を監視していた。香港では、最大の民主派団体「民主党」が解散することを決め、残された民主派はわずかで、社民連は限られたメンバーで毎週末街頭に立ち続けている。社民連・陳主席は、6月4日は、香港の言論の自由が大きく制限されている例といえる、できる限り声をあげ続けるなどと話した。