今回の台湾総統選挙。いち早く立候補の届け出をしたのが与党・民進党の頼清徳氏。そして立候補の受付の最終日の今日、最大野党・国民党の侯友宜氏と野党第2党・民衆党の柯文哲氏がそれぞれ立候補を届け出た。両党は候補者一本化で今月15日に合意も、双方とも譲らず一本化ならず。侯友宜氏は、柯氏が届け出をする前に協力できることを願い、もう一度電話をかけたが残念ながら出てもらえなかった、と明かした。当初は4人が争う構図になると見られていたが、無所属で立候補する資格を得ていた郭台銘氏は立候補を断念した。台北市局長の逵健雄は、与党有利、野党苦戦と今の段階では言えると思うと指摘。民進党の頼清徳候補の事務所は、どんでん返しを繰り返した末に失敗した野党の一本化工作を、連続メロドラマがやっと幕を閉じたと揶揄したという。