猛吹雪となった北海道石狩市では午前8時過ぎ、雪が路面を這うように吹き抜ける様子がみられた。都心も真冬の寒さが続く見込みで列島では週明けにかけて雪に警戒が必要である。雪をもたらす恐れがあるのは太平洋側を通過する見込みの南岸低気圧である。雨・雪の予想を確認すると雪のエリアは明後日日曜日に大阪など近畿エリアに広がり、その後、名古屋など東海エリアに広がる。東京都内では月曜日の夕方頃から八王子周辺で雪が振り始め、夜には都心周辺でみぞれとなる見通しである。火曜日には雪のエリアが広がり通勤・通学の時間帯に影響がでる。気象庁は関東更新で予想より気温が低くなった場合、平地でも警報級の大雪となる可能性があると発表した。JR東日本は首都圏の列車で大幅な遅れや行き先変更などの可能性があり時間に余裕を持って出かけるよう呼びかけている。
東京都心で1cmの積雪を観測した際には路面状況が悪化し、転倒などで19人が怪我をし一部の鉄道では遅れも出た。2cmになると積もった雪で車のスリップ事故が多発した。2022年の1月には10cm積り、赤坂周辺では車が立ち往生した。雪が積もった坂道では自転車の転倒が相次ぎ、デリバリーピザの三輪バイクも前に進むことができない状態となった。都内では雪に備える動きが活発化している。昭島市にあるホームセンターの灯油販売所には行列ができていた。週明けの関東甲信越地方では路面凍結による交通障害に注意と警戒が必要である。