15年前の東日本大震災。マグニチュード9クラスの地震はこれまで数百年に一度だと言われてきたが、その定説を覆す事実が明らかになった。筑波大学・八木教授が着目したのは去年7月に起きたマグニチュード8.8のカムチャッカ半島沖地震。実は同じ震源域で73年前にも同規模の地震が発生。当時の記録には地震の規模が関東大震災よりも大きく日本にも3mの津波が押し寄せたと記されていた。国内では膨大なデータを分析し、巨大地震の予兆を捉える研究が進んでいる。去年7月のカムチャッカ半島沖地震では10日前にマグニチュード7クラスの前震が起きていた。東日本大震災も2日前にマグニチュード7.3の前震が起きていたことが分かっている。この教訓を踏まえ、気象庁などは「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用をスタート。過去の統計データをもとに巨大地震の発生確率が高まったと判断された際に注意を呼びかける情報で去年12月に初めて発表された。東北大学・日野教授は「今までよりも良い情報が出せるようになったものをどう活用するかというのは社会的に皆さんと相談しながら考えていくべきで、それを使って良い仕組みを作っていくのが大事」と話した。
