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「水力発電」 のテレビ露出情報

水力発電は安定して発電できる再生可能エネルギーの1つに位置づけられており、国内に2000か所ほどあるが、その半数以上が運転開始から60年が過ぎている。老朽化に伴う修理が必要な中、より効率的に作業を進めようという取り組みを取材した。運転開始から100年になる長野県にある水力発電所。川などから水を引き、高低差のある管に流して水車を回すことで発電している。管は錆びてくるため、およそ20年ごとに洗浄と塗装を行わなければ穴が開いて発電ができなくなるおそれがある。だが、管の洗浄や塗装は狭くて暗い場所で行うため、手間がかかるのが課題だった。そこで導入したのが、ロボット。管に入れると先端が回転し、高圧の水を噴射して洗浄する。先端を付け替えれば自動で塗装も可能で、作業時間をおよそ半分にすることができた。水力発電所の老朽化が進む中、ロボットを開発した会社では問い合わせが増えているという。
老朽化が課題になっている箇所は、ほかにもある。山などから水力発電所に水を引いてくるためのトンネル。放置すると表面がでこぼこになって水の流れが悪くなり、十分な水量を確保しにくくなる。こうしたトンネルの壁の修理は職人が担っているが、人手不足から工事が進められないケースもある。そこで建設会社が開発しているのが、壁を自動で塗るロボット。ロボットにはノズルが付いていて、セメントに水や砂などを混ぜた特殊なモルタルを噴射、ヘラが表面を整える。会社はことし中に実証実験を行って、現場で使えるようにしていくという。

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