1988年のソウルオリンピック。男子背泳ぎの鈴木大地選手は水の中を潜水したまま泳ぐバサロ泳法を活用した「バサロスタート」で一躍脚光を浴びた。「人がやっていないことをやる」という創意工夫を意識していたという鈴木大地さん。その創意工夫は引退後も活かされ、日本水泳連盟の会長・スポーツ庁長官に就任した際にはアスリートのセカンドキャリア支援などの取り組みを行った。2021年、再び日本水泳連盟の会長に就任した鈴木大地さんは「トップを追求し、裾野を広げる」ことを目標に、今後も創意工夫していくという。