観光事業などで協力している氷見市とさいたま市大宮区の商工会議所などが互いの交流イベントに向けて初めて企画した取り組みで、けさは氷見市にある宇波漁港でそれぞれの酒蔵やワイナリーで作られた日本酒やワインなどを漁船に積み込む作業が行われた。海中で熟成させるのは日本酒やワイン、焼酎、梅酒など合わせて700本あまりで、漁協の関係者が重機を使い慎重に運び込んだ。そして積み込み作業が終わると沖合にある定置網に向けて出港した。酒は定置網に結びつけて水深15~35mに沈めて冬の富山湾で熟成させる。実行委員会などによると、海中で熟成させると紫外線の影響を受けにくいうえ、一定の低い水温で保存されるため独特の味わいになるという。熟成後の酒は来年2月に開催される氷見市と大宮区の交流イベントで水揚げされることになっている。