1979年の「草燃える」の主人公は、北条政子。源頼朝を演じたのは石坂浩二さん。そして、北条政子は岩下志麻さんが演じ、W主演だった。岩下志麻さんに当時の心境を伺った。「私は悪女と思って演じたことは一度もない」「激しいけれども優しさも持っている。強いけれど優しさも持っている。」などと話した。「本当に頼朝一筋に生きている、そういう女としてすばらしさもあったし。」とのこと。北条政子は頼朝と結婚し、娘を若くして亡くした。そして最愛の夫・頼朝も突然の死をむかえる。こうして2代目将軍となった息子・源頼家を、郷ひろみさんが演じた。その頼家とも確執が。政子は頼家を出家さすが、その後出家先で暗殺されてしまった。岩下志麻さんは「頼家のお墓がある修善寺に5回ぐらいお参りしたかな。申し訳ないという政子の気持ちで。」「1つの財産になった作品だと思います。」などと最後に話した。