- 出演者
- 廣瀬智美 山里亮太(南海キャンディーズ) 高橋英樹 財前直見
1963年にスタートした大河ドラマ。63作目となる今年は平安時代が舞台の「光る君へ」。主人公は源氏物語を執筆した紫式部で7年ぶりの女性主人公。そこで、女性が主役の大河14作品の名場面をを一挙公開。歴史上人物を演じた名優たちの名演をお届け。さらに演じた本人が語る撮影マル秘エピソードも。
1967年放送の三姉妹。主人公は旗本の三姉妹、幕末明治の激動期を力強く生き抜く姿が描かれた。当時、舞台女優として活躍していた栗原小巻が時代劇初挑戦ながらこの作品で人気に火が つき、吉永小百合ファンのサユリストに対し「コマキスト」という言葉も誕生した。
1979年の「草燃える」の主人公は、北条政子。源頼朝を演じたのは石坂浩二さん。そして、北条政子は岩下志麻さんが演じ、W主演だった。岩下志麻さんに当時の心境を伺った。「私は悪女と思って演じたことは一度もない」「激しいけれども優しさも持っている。強いけれど優しさも持っている。」などと話した。「本当に頼朝一筋に生きている、そういう女としてすばらしさもあったし。」とのこと。北条政子は頼朝と結婚し、娘を若くして亡くした。そして最愛の夫・頼朝も突然の死をむかえる。こうして2代目将軍となった息子・源頼家を、郷ひろみさんが演じた。その頼家とも確執が。政子は頼家を出家さすが、その後出家先で暗殺されてしまった。岩下志麻さんは「頼家のお墓がある修善寺に5回ぐらいお参りしたかな。申し訳ないという政子の気持ちで。」「1つの財産になった作品だと思います。」などと最後に話した。
女性主人公の名作大河名場面を一挙蔵出しする。高橋さんらは「「篤姫」が印象深い。(宮崎あおいさんと)ご一緒した」などとトークをした。
「篤姫」からは、江戸城の明け渡しが決まり篤姫が大奥の女性たちに別れを告げる場面が名シーンとして紹介された。
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- NHK大河ドラマ「篤姫」宮崎あおい
幕末の会津藩を舞台にした「八重の桜」は戊辰戦争でふるさとを守るため銃を持って戦った幕末のジャンヌ・ダルク、山本八重を綾瀬はるかさんが演じた。八重の戦い、銃撃戦の名シーンが流れた。
2005年に放送された「義経」では、源義経との恋に落ちた静御前を、当時19歳の石原さとみさんが演じた。静は、義経との子が男であったために頼朝の命で殺されてしまう。
2016年放送の「真田丸」では、真田信繁に想いを寄せ続ける「きり」を、長澤まさみさんが演じた。死を覚悟した信繁が、きりに気持ちを伝える名シーンを紹介した。
2023年放送の「どうする家康」では、松本まりかさん演じる「大鼠」が、山田孝之さん演じる服部半蔵とのコミカルなやり取りで話題となり、強い印象を残した。また、瀬名が自害するシーンでは、大鼠が介錯をした。
「利家とまつ」で戦国武将・前田利家の妻・まつを演じたのは松嶋菜々子さん。
そして最後は「おんな城主 直虎」。柴咲コウさん演じる主人公・おとわは領主の娘だったが、女であるおとわの代わりに幼馴染の井伊直親が家督を継ぐことに。しかし直親が今川家に対して企てた謀反が発覚。罪を問われ今川家に呼び出される。死を覚悟した直親との別れの名シーンが流れた。
女性主人公15作目は「光る君へ」。大河ドラマ初主演となる吉高由里子さんが主人公の紫式部を演じる。舞台は平安時代中期で紫式部を演じるにあたり、枇杷や舞などのさまざまな稽古に臨んだという。また吉高さんは左ききのため、字を書くことに苦労したそうだ。初主演が決まったときの気持ちなどについて吉高さんは「嘘なんじゃないかと思っていましたね。想像もしていない未来が舞い込んできた。終わりがどうなるかわからないで私も走り出してしまったのでしがみついていこうと思います」などと話していた。