身近な食料品が物価高の主役になる傾向が強まっている。全国の先行指標となる東京23区の2月の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除く総合で、去年の同じ月より2.2%上昇し、4カ月連続で2%台となった。食料品の値上がりが続く中、キャベツが92%、みかんは32%上昇した。2月の小売物価統計調査ではコシヒカリは5kgあたり4363円と、前年比74%以上上昇して、過去最高を更新した。食品の値上げは来月も続き、味の素冷凍食品などは一部の冷凍食品の価格を引き上げる。江崎グリコはプッチンプリンなど一部商品を値上げするほか、ネスレ日本はキットカットやインスタントコーヒーの一部で値上げや内容量を減らす実質値上げを行う。来月値上げされる食品は5ヶ月ぶりに2000品目超え。