金沢城は黒い平な瓦を漆喰で固めたなまこ壁や日の光を受けて白く輝く鉛板の瓦など芸術性の高い城として知られている。特に石垣が見どころ満載で、石川門の石垣は江戸時代前半と後半の石垣を2つ同時に見ることができる。五十間長屋の裏側にある石垣は赤・青・グレーの石がモザイク状に積まれていて、当時ここにあった二の丸御殿を訪れる客に見せるために華やかな作りにしたと考えられている。この他三十間長屋の立体的な石垣など城内には様々な石垣がある。こうした石垣は当時城主だった前田利常が圧倒的な財力を持つ加賀藩が幕府に逆らう意思がないことを示すためにあえて芸術性を高める設計にしたと言われている。
