きのう営業最終日を迎えた島根県唯一の百貨店である「一畑百貨店」。1958年の開店以降、一時は売り上げが100億円を超えたこともあったが島根県の人口減少や大型ショッピングモールの進出などが影響し赤字が続いていた。そして多くの市民に見守られながら全ての営業を終了し閉店となった。近年では販売不振などから閉店となる百貨店が全国的に相次いでおり、2008年には280店舗あったが去年11月時点では180店舗と約3分の1が閉店している状況だ。多くの百貨店が姿を消す一方で増えているのが大型商業施設だ。来月1日に開業する「豊洲 千客万来」は東京湾をのぞめる露天風呂などの温泉施設や豊洲市場の隣の立地をいかした飲食店などが楽しめるという。今後百貨店はどうなっていくのか。専門家は「集客が確実に見込めるところ以外は百貨店が出店していかないか継続していかない。大都市圏に関しては駅前ターミナルなど確実に顧客の利便性があっていきやすいところ。それ以外のところに関しては例えば温浴施設やスポーツ施設とか連動することによって集客するという形の2つに分かれてくのでは。」と話す。