2024年6月14日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【シン・ごみ戦争】収集現場が大混乱!処分場に迫る危機とは

出演者
松下奈緒 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

シン・ごみ戦争
「東京ごみ戦争」の今・最終処分場・もうすぐ限界!?

東京・杉並区で可燃ごみの収集者が環八の側道から専用道路に入った。向かったのは杉並清掃工場。杉並清掃工場・川本将史さんが「東京ごみ戦争歴史未来館」を案内。杉並清掃工場の歴史と教訓を伝えている。1970年代、江東区「夢の島」が東京23区のごみを受け入れていたがハエや悪臭に苦しめられた。美濃部都知事は1971年に「ごみ戦争」宣言し、焼却施設の増設を計画。だが候補となった杉並区では住民による建設反対運動が起こった。江東区では杉並区のごみ受け入れを拒否する事態に。1982年、初代「杉並清掃工場」が完成。焼却施設は東京23区内に22施設ができた。灰になったごみは新海面処分場に向かう。東京都廃棄物埋立管理事務所・上田一彦所長は「最後の最後の廃棄物処分場」と話した。これ以上埋立地を作ることはできない。全国の最終処分場の平均残余年数は23.4年。待ったなしの最前線で奮闘する人たちを追った。プラごみ分別現場、生ごみでイチゴが激変、日本の技術でごみを宝にする取り組みを追った。ごみを集める作業員が人手不足。ごみ収集維持が難しい自治体が増えている。この大問題を解決しようと、鉄道会社が立ち上がった。

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夢の島新海面処分場杉並区(東京)杉並清掃工場東京都廃棄物埋立管理事務所江東区(東京)環境省美濃部亮吉
“プラごみ分別”スタートで混乱!

東京・大田区の資源ごみ回収日、作業員は分別に追われている。プラスチック資源循環促進法が2022年施行、自治体に分別回収の努力義務が課せられることになった。回収の対象はプラマーク付きのプラスチック。大田区では順次、プラ分別を始めた。ただし3分の1のエリアでしか実施されていない。分別が徹底されていないことも多く注意喚起のシールを貼り置いていく。一方、作業員の負担は増えるばかり。大田区の人口は約74万人。大田区は2025年4月に区内全域にプラ回収を拡大。環境清掃部・山田良司部長はいかに限られた人員で回収を可能にするかを考えていた。頼ったのは小田急電鉄。小田急電鉄は東京−神奈川の総延長120キロ。上客のゴミを回収している。新規事業のリーダーは小田急電鉄・正木弾さん。小田急は沿線で経堂コルティなどの商業施設を展開している。そこからは多くのゴミを輩出。小田急電鉄では特別な部署を立ち上げた。WOOMSプロジェクトはごみの収集・運搬のサポートを行う。30人中17人が鉄道事業を経験。小田急電鉄・正木弾さんは、櫻商会(東京・大田区)を訪ねた。櫻商会には、大田区がごみ収集業務を委託。プラごみ回収のエリア拡大に向け、対策を練った。正木さんらは、ごみ取集を支援するアプリ・WOOMSを開発。デジタル技術で収集作業・運搬を効率化。櫻商会は、2023年から導入。収集エリアの拡大に伴いごみの量が増えるため、現状を確認した。櫻商会・高橋正典さんが、イレギュラーの作業について語った。WOOMSは、収集完了を自動検知。リサイクル工場・有明興業(東京・大田区)でプラごみを降ろし、再び回収に出る。正木さんは、この負担を減らそうと考えた。正木さんらは、再び櫻商会を訪ねた。2回目の収集でタブレットを確認した所、回収率の悪い収集車があり、アシスト機能を使った。余裕のある収集車が手助けした。正木さんは、座間市クリーンセンター(神奈川・座間市)を訪ねた。座間市は、小田急のアプリを入れている。WOOMSは、全国6自治体は導入、横浜市が実証実験を開始。小田急電鉄・正木弾さんは、櫻商会を訪ねた。櫻商会は大田区からごみ収集業務を委託されている。プラごみ回収のエリア拡大に向け対策を練った。正木さんらはごみ取集を支援するアプリ・WOOMSを開発。デジタル技術で収集作業・運搬を効率化を図る。櫻商会は2023年12月から導入している。収集エリアの拡大に伴いごみの量が増えるため、現状を確認した。櫻商会・高橋正典さんがイレギュラーの作業について語った。車が集積場に近付くとWOOMSは収集完了を自動検知。積載量が少ない軽トラックは担当ルートの半分ほどで満杯になり、リサイクル工場・有明興業でプラごみを降ろし再び回収に出なければならない。正木さんはこの負担を減らそうと考えた。正木さんらは再び櫻商会を訪ねた。2回目の収集でタブレットを確認した所、回収率の悪い収集車がありアシスト機能を使った。余裕のある収集車が手助けした。正木さんは座間市クリーンセンターを訪ねた。座間市は小田急のアプリを入れている。WOOMSは全国6自治体は導入、横浜市も実証実験を開始した。

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人気イチゴの秘密は“生ゴミ”

栃木・益子町はイチゴ生産地として知られている。イチゴ狩りも人気。マシコストロベリーファーム・鈴木康弘さんは有機栽培にこだわっている。なんと生ゴミから生まれた有機肥料。益子町在樹の女性の自宅では料理で出たごみを生ごみ専用袋に捨てている。益子町の生ごみ回収は週2回。集められたごみは共和化工益子事業所に運ばれる。共和化工社長・吉村俊治さんの自慢は生ごみを堆肥に変える微生物・YM菌。微生物が高温発酵し有機物を分解。生ごみが堆肥をつくっている。共和化工は海外にも目を向けている。ごみ問題に揺れる国に乗り込んだ。

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共和化工益子事業所益子町(栃木)
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生活ごみが“宝”に変わる!?

生ごみを堆肥に変える事業を進める共和化工の松澤泰宏さん・中村規代典さんがフィリピン・マニラを訪ねた。川には大量の発泡スチロールやペットボトルが浮かび、住宅街はごみで溢れている。フィリピンは深刻なごみ問題を抱えている。フィリピンでは廃棄物の焼却処理は禁止。野ざらしの処分場が点在していた。政府は方針を転換し、335か所を閉鎖。埋め立て処分場の建設を進めているがマニラ湾に押し寄せるゴミは増えている。フィリピンはごみが出ても埋めるだけの対応をしてきた。急速な経済発展にインフラの整備が追い付いていない。気味処理問題は、今直面している課題。この現状を日本の技術で解決しようと奮闘する人たちの姿を追った。

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マニラ(フィリピン)共和化工
“バナナ大国”の生ごみに挑む!

共和化工・中村規代典さん・松澤泰宏さんがダバオ・サーモ・バイテック社を訪ねた。共和化工はここで堆肥化工場を稼働。生ごみ有機肥料「ドクターボー」を販売している。ドクターボーを使っている農園ではカカオを作っている。使い始めたことで収穫量が増えたという。作られるマラゴスチョコレートは観光客に人気。バナナ農園では生ごみ有機肥料の実証実験を始めた。日本の技術で土壌の悪化を止められるのか、結果はあと半年で出る予定。食品加工工場ではバナナの皮や廃棄物が商品化できず残っていた。フィリピンでは生ごみの焼却処分が禁止されている。現在は共和化工の協力会社が廃棄を引き取っている。移動中、不法投棄もみられた。2人は共和化工と現地の会社が共同で作った堆肥工場へ。引き取った生ゴミは1日20トン。視察するも堆肥の質は悪かった。

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ダバオ・サーモ・バイテックダバオ(フィリピン)ドクターボー共和化工
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日本の“独自技術”にトラブル!?

生ごみを堆肥に変える事業をフィリピンで進める共和化工・松澤泰宏さん・中村規代展さんはダバオ・サーモ・バイオテック社の工場を視察するも、堆肥の質は悪かった。益子事業所では発酵が進むと湯気が上がるが、ダバオの工場では湯気が出ない。微生物による発酵はうまく進んでいなかった。堆肥を調査したところアンモニアが検出されなかった。松澤さんは酸素を送る配管の割れ、空気穴を堆肥がふさいでいることに気付いた。ダバオ・サーモ・バイオテック社のオリビア社長に遠隔管理を提案した。オリビアさんはこれを受け入れ、学び直しのため栃木・益子町にやってきた。

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日本の技術で世界を救う!

ダバオ・サーモ・バイオテック社・オリビア社長が共和化工益子事業所にやって来た。共和化工・中村規代展さんが案内。ダバオ工場との違いを学んだ。ごみ問題を乗り越えてきた日本はごみを有効活用して新たな価値を生み出す力を培ってきた。その力は日本だけでなく世界でも求められている。

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(エンディング)
次回予告

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