昨日からスタートした日本版ライドシェアは、自家用車を使って一般ドライバーが有料で客を運ぶサービスとのこと。利用客がアプリでタクシー会社に配車を依頼し、運行管理はタクシー会社が行って、一般ドライバーが客を迎えに行く仕組みになっている。利用客は乗車場所・目的地・利用時間をアプリに入力し、マッチングが成立すれば配車されるとのこと。車はドライバーの私物でどんな車が来るのかは分からず、ドライバーは過去2年間無事故・無違反でタクシードライバーと同様の研修を受けている人だという。事故に遭った場合は運行管理をしているタクシー会社の保険が適用されるので、板谷教授は「保険の部分は安心して良いと思う」などと述べた。料金はマッチングが成立した時点で算出されており、ドライバーが運んだ後にキャッシュレスで支払うとのこと。料金が事前に算出される仕組みなので、急に新たな経由地を入れることは不可能だという。そして今回のライドシェアは、国交省がタクシーが不足していると認めた区域と時間帯に限って解禁しているので、事前に把握しておくことが重要だという。5月からは札幌・仙台・さいたま・千葉・大阪・神戸・福岡の8市を含む地域での運行開始が予定され、6月までにはタクシー会社以外の参入も検討されている。板谷教授は「今の段階では車両が違うだけでほぼタクシーと同じサービスを受けられると考えて良い。今後はタクシー会社以外の事業者がアルコールチェックなどをきちんと行えるのかが課題」などと話した。