1400万人が暮らす東京都。そのうち900万人がマンションなどの集合住宅で暮らしている。災害で停電や断水があった場合、どう備えればいいのか。今、マンションの防災に注目が集まっている。今回、このテーマに小学生が取り組み、防災動画を作った。参加したのは首都圏に住む小学4年生から6年生までの16人。ほとんどがマンションに住んでいる。まずは大きな地震が起きるとマンションでどんなことが起きるのか、防災学習の講師から教えてもらった。地震のあとも電気やガスが止まったり、トイレも使えなくなったり、いつもの生活ができなくなることを実感した。そんな中でも大丈夫と言える準備をするため「トイレ」「水」「エレベーター」「食べ物」の4つのテーマでマンション防災のポイントを伝える動画作りに取り組んだ。最後に自分たちで映像を編集、半日かけて作った動画を家族の前で上映した。トイレ班の動画では簡易トイレの使い方を丁寧に実演した。水がテーマの班の動画では持ち運びやすい順にランキング形式で発表。エレベーター班は閉じ込められたときに最寄りの階だけでなく全ての階のボタンを押すことをクイズ形式で紹介。食べ物班はニュース番組風に大地震直後にスーパーから商品が殆ど無くなったことを紹介した。