- 出演者
- 寺門亜衣子 安藤佳祐 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月
先週水曜日、東京都心では雪が降っていた。それから1週間たったきょう、道行く人たちは上着を手に水分補給する人も。東京の都心では25.9度まで気温が上がった。渋谷のスクランブル交差点では手元の気温計を見ると32度を超えている。各地で気温が上昇し、日中の最高気温は神奈川県小田原市で28.8度などと30度近くまで気温が上がったほか、千葉市でも25.9度などと25度以上の夏日となり7月中旬並みの暑さとなった所もあった。季節外れの暑さに戸惑う声は墨田区の公園でも聞かれたが、こうした中でも子どもたちは元気に走り回っていた。あすは雲が広がるものの気温は上がる見込みで日中の最高気温は甲府市で26度、さいたま市で25度、東京の都心などで24度と予想されている。
東京駅では東北新幹線が運転を見合わせた影響で多くの人が切符の払い戻しなどで列を作った。東北新幹線は低気圧や前線の影響で東北地方で強まった風により運転を見合わせた。新幹線が通る宮城県大崎市では強風による砂ぼこりで視界が悪くなった。JR東日本によると新たに複数の箇所で架線に付着物が見つかったほか、強風が続いていることから再開時間の見込みを午後6時ごろとしているが、まだ運転再開の情報は入っていない。また運転再開後も遅れや運休が発生する可能性があるとして情報に注意するよう呼びかけている。
増えるインバウンドへの対応として入国手続きをスムーズにするため入管と税関の手続きを一括で行うシステムの運用が来月から羽田、成田、関西の3つの空港で本格的に始まることになった。きょう、報道関係者に公開された新たなシステムは入管と税関で別々に行っている顔写真の撮影や情報の登録を専用の端末で一括して行う。利用には事前にオンラインでの登録が必要で、できた2次元コードを専用端末にかざす。パスポートを読み込ませ、顔写真を撮影するなどして手続き完了。去年から羽田空港で行われている実証実験では入管と税関を通過するまでおよそ2分短縮されたという。
神奈川県の活火山、箱根山は周辺に全国有数の温泉地が広がり多くの観光客が訪れますが2015年には大涌谷でごく小規模な噴火が発生し、一時、噴火警戒レベルが入山規制を示すレベル3に引き上げられた。噴火から10年。現在の噴火警戒レベルは活火山であることに留意を示すレベル1だが、観光客などの安全対策を一段と高めようときょう、新たな避難計画が公表された。箱根町や有識者などで作る箱根山火山防災協議会がきょう、新たな避難計画を公表した。まず、想定火口域は従来、大涌谷を中心とするだ円形だったが最新の測量データなどに基づいて北西方向に延び赤い線の範囲に見直した。これを受けて避難の在り方を修正した。例えば、大きな噴石が飛来するおそれがあるとして噴火警戒レベル3で避難が必要な地域には姥子地区の一部が新たに加えられた。また噴火警戒レベルが4以上に引き上げられた場合の避難対象エリアは想定火口域を起点に1100メートル余りから最大およそ1700メートルの範囲とした。避難が必要な人数は観光客を含め最大およそ1万3000人と想定されている。2015年のごく小規模な噴火をきっかけに地元では観光客などの安全対策を進めてきた。強羅地区では観光協会などが独自の防災マップを作っているが外国人観光客の増加などを背景に新たな宿泊施設が複数開業予定の中、マップの見直しなどに取り組みたいとしている。箱根強羅観光協会・田村洋一会長は、いちばんの弱者は誰かを常に頭において考えなければいけないと話した。
春休みに家庭の防災力を高めてもらおうと地震など災害時の在宅避難のポイントを親子で学べるイベントが渋谷区で開かれた。イベントは不動産会社などが開いたもので子どもと保護者合わせておよそ40人が参加した。クイズを交えながら地震の際、家の中でどんな場所が安全か学んだり洋式トイレに袋をかぶせていわゆる携帯トイレを設置する体験をしたりしていた。こちらでは常温保存できる食品でおいしい食事をとるということを学ぶコーナーになる。さらに大事なのが食料の備蓄。常温で保管できるハンバーグやフリーズドライのみそ汁を豆乳で溶いたスープなどを味わった。1週間分程度ストックし、食べた分だけ買い足すのがポイント。デイリーストックアクション・池上紗織は、はじめて食べるものをドキドキして開けるのではなく、食べたことのある好きなものを食べて安心する時間につなげてもらえればと話した。
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- デイリーストックアクション渋谷区(東京)
1400万人が暮らす東京都。そのうち900万人がマンションなどの集合住宅で暮らしている。災害で停電や断水があった場合、どう備えればいいのか。今、マンションの防災に注目が集まっている。今回、このテーマに小学生が取り組み、防災動画を作った。参加したのは首都圏に住む小学4年生から6年生までの16人。ほとんどがマンションに住んでいる。まずは大きな地震が起きるとマンションでどんなことが起きるのか、防災学習の講師から教えてもらった。地震のあとも電気やガスが止まったり、トイレも使えなくなったり、いつもの生活ができなくなることを実感した。そんな中でも大丈夫と言える準備をするため「トイレ」「水」「エレベーター」「食べ物」の4つのテーマでマンション防災のポイントを伝える動画作りに取り組んだ。最後に自分たちで映像を編集、半日かけて作った動画を家族の前で上映した。トイレ班の動画では簡易トイレの使い方を丁寧に実演した。水がテーマの班の動画では持ち運びやすい順にランキング形式で発表。エレベーター班は閉じ込められたときに最寄りの階だけでなく全ての階のボタンを押すことをクイズ形式で紹介。食べ物班はニュース番組風に大地震直後にスーパーから商品が殆ど無くなったことを紹介した。
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- 江東区(東京)
JR東日本によると東北新幹線は強風の影響で東京と盛岡の間の上下線で運転を見合わせていたが午後6時10分ごろ、およそ8時間ぶりに運転を再開した。ただ運転再開後も徐行運転が見込まれるため引き続き大幅な遅れや運休が発生する可能性があるとして今後の情報に注意するよう呼びかけている。
あすの関東の天気を伝えた。
来月から都内で始まる新たな制度、太陽光パネルの設置義務化について。この制度は東京都が都内で排出される温室効果ガスを削減しようと導入した制度。都内の温室効果ガス排出量の7割が建物に関連するものとなっている。建物が多いという東京の特性を生かしてその屋根に太陽光パネルなどを設置することで排出量の削減につなげようというねらいがある。制度が始まるのは来月から。すでに太陽光パネルについては関心の高まりを見せている。
注文住宅を主力商品とする住宅メーカーでは、2017年から太陽光パネルを設置した住宅造りに本格的に取り組んできた。設置には初期費用がかかるものの将来を見据えると十分、回収できると考える人が増えている。このメーカーでは今では戸建ての新築住宅のおよそ9割に取り付けている。さらに、このメーカーでは客の余剰電力を自社で買い取り建設現場などで再利用する取り組みも行っている。制度の開始に伴い企業価値を高めながら温室効果ガスの削減を進めたい考えだ。渡辺直哉室長は、2050年カーボンニュートラルを目指す企業として社会的な責任ととらえている、義務化の中でも事業を企業価値につなげていくところに結びつけたいと話した。
電気代も値上がり続き住宅を買った人も太陽光パネルの設置にメリットを感じているようだった。設置義務の対象になっている義務があるのは住宅を購入する住民ではなく、大手住宅メーカーつまり建てる側に課せられているということになっている。新たに建てる建物に太陽光パネルを設置することが求められる。設置にかかる費用については都が補助を出すことになっており都は太陽光エネルギーを月々利用する電気に充てることなどで8年でもとを回収できるとしている。ただ設置を進めるうえで東京という土地の特性による課題も見えてきた。
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建て売り住宅をメインの商品としている別の住宅メーカーの場合、都内という土地が限られた条件で住宅にかかるコストも高騰する中、客のニーズに合わせた商品開発も行ってきた。オープンハウスディベロップメント・岩崎慎さんは、価格として買いやすいようにまとめるためには敷地をある程度コンパクトにしながら住宅を計画すると話す。必然的に屋根も小さくなるため太陽光パネルを設置できない住宅も多くなる。販売している物件では日の当たりやすい向きの屋根は3つあるがいずれの面積も太陽光パネルを設置するには十分ではない。メーカーは「制度の趣旨は理解しつつも対応できないケースも多い。そもそも土地に限りがある東京だと、こうした住宅が多い」と指摘している。
メーカーは「制度の趣旨は理解しつつも対応できないケースも多い。そもそも土地に限りがある東京だと、こうした住宅が多い」と指摘している。都もそうした事情は把握していて制度上も先ほどのようなケースは義務化の対象外としている。ただメーカーによっては手がける物件のほとんどが対象外になっているというところもある。また実効性という点では義務化の対象にはなっていない中小のメーカーにも協力してもらうことも重要だと思う。今回の取り組みが排出量の削減に実際につながっていくのか、これは今後検証が求められる。
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来月13日に開幕する大阪・関西万博で日本の観測隊が南極で発見した隕石が火星の石として展示されることになり、きょう都内の施設から万博の会場に向けて運び出された。万博会場では2000年に日本の観測隊が南極で発見しその後の分析で数万年前に火星から地球に飛来したことが確認された隕石が火星の石として展示される。重さは13キロ、ラグビーボールほどの大きさで火星由来の隕石としては世界最大級だという。火星の石の一般の公開は初めてでことし10月の閉幕まで政府が出展するパビリオンの日本館で常時展示される予定。国立極地研究所・熊谷宏靖広報室長は、前回の大阪万博の目玉は月の石、今回の目玉のひとつが火星の石ということで取り上げていただくことに運命のようなものを感じていると語った。
栃木県下野市の公園で9本のエドヒガンザクラが見頃を迎えている。これらの桜は日本三大桜の1つで国の天然記念物にも指定されている岐阜県の淡墨桜の種から育てられ40年前に今の場所に植えられたという。散り際の花びらが薄く墨を帯びたように見えるという淡墨桜は今月30日まで楽しめるという。
大手牛丼チェーンの吉野家ホールディングスは政府が放出した備蓄米を店舗で使用するか検討するため初めて試食会を行った。試食会では複数の品種をブレンドした備蓄米と従来から使用している米を食べ比べた。会社では試食会を重ねて備蓄米を店舗で使用するかどうか判断することにしている。吉野家HDグループ商品本部・浅野安俊さんは、試食の意見も含めて微調整をすれば全く問題ないと思うと語った。
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センバツ高校野球は準々決勝、関東の3校がベスト4をかけた戦いに挑んだ。大会連覇をねらう群馬の高崎健康福祉大高崎高校は花巻東高校と対戦。初回送りバントでチャンスを作る。健大高崎が先制し4回に点差を広げそのまま勝利。健大高崎が2年連続のベスト4進出を果たした。
センバツ高校野球は準々決勝、関東の3校がベスト4をかけた戦いに挑んだ。横浜は福岡の西日本短大付属高校と対戦。同点に追いついたあとの6回以降、ランナーを1人も出さずに19年ぶりのベスト4進出を決めた。
センバツ高校野球は準々決勝、関東の3校がベスト4をかけた戦いに挑んだ。埼玉の浦和実業は福島の聖光学院と対戦。延長タイブレークの10回、一挙8点を奪い、ベスト4進出をきめた。
警視庁が公開している地図によると港区や目黒区、北区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。去年12月、神奈川県茅ヶ崎市に住む80代の女性の自宅に息子をかたる男から会社の小切手をなくしてしまったと電話があった。男は畳みかけるようになくしたことが会社にばれると大変なことになる。上司もお金を立て替えていて迷惑をかけているのでお母さんも立て替えてくれないかなどと助けを求めてきた。困っている息子を助けてあげたいという思いから女性は自宅の近くにやって来た息子の会社の同僚だという男に現金を手渡し750万円をだまし取られてしまった。詐欺グループはことば巧みに子どもを心配する親心などにつけ込んでくる。現金を要求する電話は、まずは詐欺を疑うことが重要だが、普段から家族の間でコミュニケーションを取ることで声がいつもと違う、話している内容が変だなどと気付くこともできる。家族の絆で詐欺を防ごう。