冒頭金光社長の謝罪から始まったフジ・メディア・ホールディングスの株主総会。会場には3000人を超える株主がつめかけた。焦点だった取締役については社長に就任する清水賢治氏やファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら11人の選任案を可決。一方で、大株主の投資ファンド・ダルトンが独自に提案していたSBIホールディングスの北尾吉孝会長ら12人は1人も選任されなかった。総会後に会見を行ったフジの清水新社長は「フジ・メディア・ホールディングスおよびフジテレビは経営体制が完全に刷新されました。改革アクションプランを着実に実行していくための環境が整ったと考えている」など述べた。提案通りに取締役が選ばれたフジテレビ、最大の難局を切り抜けた背景と視聴者やスポンサーの信頼回復に向けた道のりをみていく。