新潟・弥彦村にある廃旅館で暮らす横山さんを取材。電気ガスは通っているが室内はボロボロだった。東京出身で製薬会社の営業職をしていた横山さんは、ある出来事をきっかけに全財産を失った。スタッフが手伝い、移住したときから旅館と一緒にあったというダンスホールに旅館のテーブルを運んだ。集落の人が踊りやカラオケができる憩いの場として活用されている。横山さんは26歳で結婚し2人の子どもができた。仕事で新潟に転勤したあと55歳で会社を早期退職し、6000万円かけて旅館を始めた。2年準備をしてオープンまで残り1か月となったところで3.11の東北地震が起きた。源泉からお湯が出なくなり、さらに温泉以外にも多くの損傷があったため追加資金2000万円をかけて再度修繕した。努力の甲斐があり、温泉はなくても少しずつ客が入るようになった。
