週末、都内の米専門店を取材すると、手に入りづらかったコメが入荷するようになったという。理由として考えられるのが、先週金曜日に政府が発表した備蓄米21万トンの放出。最初に15万トンを売り出し、その後調査をし6万トンを放出するとしている。専門家は、21万トンははったりではないかという。一部の業者が利益を得るため貯め込んでいる可能性が指摘されている。取材した専門店も、取引のない業者から大量のコメがほしいという連絡があったという。政府は、21万トン放出すると言うことで業者からコメをはき出させる考えているという。農水省は、今年6月末の民間在庫量を158万トンと予測。今年もコメが不足すると予想していた。備蓄米万トンを放出することで、179万トンと適正量に近づけることができる。消えた21万トンが出てきても200万トンを超えないようにして、コメが余らないようにしているという。専門家は、備蓄米放出後もすぐには安くならないと指摘する。