今、国際社会から厳しい目を向けられているチベットの寄宿学校制度。寄宿学校の校舎は固く閉ざされ中の様子は不明。近所の人は「不気味だ」と寄宿学校を表現した。匿名でインタビューに答えたチベット族の男性は「寄宿学校の授業にはチベット語ののものが少ない。このままではすべて中国語になりチベット語を子供たちが話せなくなるだろう」と証言した。欧米諸国の批判に中国政府は「遠隔地の子どもに質の高い教育を提供するためであり寄宿学校に入れるかどうかは親の選択にゆだねられている」と反論した。チベット亡命政府のペンパ・ツェリン首相は中国政府の目的は中国人的思考を持つ人を育てることだと指摘している。