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「沖津宮」 のテレビ露出情報

玄界灘を臨む福岡県宗像市の鐘崎、ここは古くから漁師町として栄えてきた。港のそばに建てられた「海女の像」は鐘崎が海女による素潜り漁が盛んだということを示す。像のモデルとなった本田力江さんの孫である本田浩さんもまた海士として海に出ている。鐘崎の素潜り漁は海人と船頭が一緒に漁をする。船につかまりながら海底を探り獲物を探す。操船するのは叔母の永田久代さんである。海に潜った本田さん、1分ほどの潜水を繰り返し獲物を獲っていく。本田さんは水産高校卒業後に家族の素潜り漁に加わった。加わった当初は苦労続きだったと本田さんは話す。これに焦りを感じた本田さんに祖母の力江さんは「慌ててはいけない」と漁の心得を言い聞かせてくれたという。鐘崎の人々が心を寄せる宗像大社は世界遺産にも指定されている。この宗像大社、沖ノ島などにも社がある。この島々の神様を迎える「みあれ祭」を前に御座船となる船の掃除が始まった。祭で神輿を担ぐ西屋敷さんはその大役を「光栄だ」と話す。以前は工務店に務めていたが合わず、漁師として再出発しようと5年前に転職したという。昨年次男が生まれたという西屋敷さんにとって、このみあれ祭はJ節目になるのだという。
みあれ祭まであと5日を迎え、本田さんは特別な漁に出るという。この日向かうのは沖ノ島、で神様に感謝するための漁だという。この沖ノ島周辺では秋のひと月だけ素潜り漁が許される。この一帯は魚の宝庫、しかし立ち寄れるのは波止場までだという。本田さんは船で夜を明かす。翌朝、本田さんの父である佐助さんな波の強さを気にする。この一帯は潮の流れなども早く、難しい漁場なのだという。サザエを収穫した本田さんは宗像大社の社務所に向かう。ここには神職が常駐しており献魚を行う。10月1日、みあれ祭のために大島に漁船が集まる。西屋敷さんは衣装に身を包み参加した。漁師さんたちは沖ノ島と大島の神様を乗せた神輿を御座船に運んでいく。御座船は120隻もの漁船に守られながら進んでいく。御座船は海上で留まり最後の祈りを捧げる。その周囲を守るように漁船が囲んでいく。西屋敷さんの家族は港で見守る。今年も無事、神様を迎えた。祭を終え、西屋敷さんは改めて仕事に対する決意を固めた。祭が終わると、漁が再び始まった。
住所: 福岡県宗像市大島沖之島

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