忘年会シーズンの今月に入ってから、飲酒運転の疑いで逮捕された人は、すでに100人近くに上っていることが警察への取材で分かった。警察は、年末年始にかけて今後も酒を飲む機会が増えることから取締りを強化するとともに、二日酔いの状態で運転して立件されるケースが目立つとして、酒を飲んだ翌日の運転にも注意するよう呼びかけている。警察によると、今月に入ってから22日までに酒気帯びや酒酔い運転の疑いで逮捕された人は98人で、去年の同じ時期と比べて1.6倍余り増えている。このうち、免許取消処分の対象になる0.25mg/l以上のアルコールを検出されたのは63人で、逮捕者全体の約6割だった。また、逮捕された時間帯は、午前6時~8時が26人と最多で、酒が抜けたと勘違いし、二日酔いの状態で運転して立件されたケースが目立ったという。警察は、年末年始にかけて酒を飲む機会が増えることから、取り締まりを強化するとしている。