問題「“シーサー”屋根の上に置かれたきっかけは?:青・災害の増加、赤・建築の規制撤廃、緑・ご主人様静かに」。中国から伝わったシーサーは当初、国王など身分の高い人の権威を示すもので、城や貴族の墓などに作られていた。その後、魔よけや火よけという役割が加わって、集落の入り口や高台に設置されるようになった。再建中の首里城の屋根は赤色。琉球王朝の時代赤い屋根瓦は、権威の象徴で王の城や貴族の屋敷でしか使ってはいけないという決まりがあった。琉球王国が沖縄県になった明治時代半ばにその決まりが撤廃された。その結果として、庶民も赤い瓦を使えるようになった。庶民はこぞって赤い瓦に新調。この時、屋根の瓦職人が余ったしっくいと瓦を使っておまけとしてシーサーを作るようになったのが屋根にシーサーが置かれるきっかけだった。正解「赤・建築の規制撤廃」。