阪神の3年目・森下翔太選手に注目する。去年はホームランと打点でチームトップ。国際大会プレミア12では、日本代表の4番を務めた。森下選手は「野球でだれにも負けたくない」と語った。負けず嫌いな性格と勝負強いバッティング。闘志あふれる24歳を阪神・藤川球児監督は4番に指名。結果を残すため、自身が課題と感じているのが、センター方向へのバッティング。取り組んでいるのがインサイドアウト。目指すのは、体に近い内側からバットを出すスイングの軌道。ホームラン王4回、ソフトバンク・山川穂高選手にも教えを請うた。ただ体にしみついたスイングを変えていくのは、簡単ではない。新たなトレーニングも取り入れた。キャンプで迎えた初めての紅白戦。ねらいどおりのセンター前ヒット。少しずつ進化への手応えをつかみ始めている。森下選手は「確実に成長している。去年の成績を超える自信はある。首位打者、ホームラン王、打点王、全部取りたい」と語った。