全国的にも問題となっているが中でも漁獲量減少率は三重県が断トツ1位となっている。理由について三重大学の松田教授は「気象庁は100年間で四国・東海沖水温は1.37℃上昇としているが私たちの観測では5年間で水温が志摩市沿岸で1.9℃、鳥羽市沿岸は1.8℃上昇。過去5年間の漁獲量減少率約60%は全国1位、黒潮の大蛇行で水温が上昇し影響を与えている」と指摘した。三重県の名産イセエビの漁獲量は2015年過去最高313トンから23年には148トンに減少、21年には千葉県に抜かれ全国2位となった。松田教授によるとイセエビ分布は長崎から千葉県と考えられているが茨城・福島でも漁獲が増えより東に移っているが冬場水温が低いと生息できないためにこれ以上北には行きづらいとした。