岸田総理大臣は昨日臨時の記者会見を開き来月行われる自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明した。不出馬を決めた理由として裏金事件をめぐる政治と金の問題などを挙げ、「組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇もない」と述べた。岸田総理の退陣表明を受け早くもポスト岸田に向けた動きがみられた。石破元幹事長は前回の総裁選で連携した小泉元環境大臣、河野デジタル大臣とのいわゆる「小石河連合」について「また3人で話す機会もあるだろう」と述べた。また昨夜、麻生副総裁と東京都内の料理店で会談した茂木幹事長の周囲からは岸田総理の不出馬を受け「これで堂々と戦える」との声が上がっている。総裁選の具体的な日程は今月20日に決まる見通し。