自民党麻生派。麻生太郎副総裁が所属する河野太郎デジタル大臣を「総裁選で支持する」と表明。一方他候補の支援も容認する考え。横浜市で開かれた麻生派夏季研修会。派閥の夏季研修会は永田町を離れて仲間が集まりゴルフなどを通じて結束を固める格好の機会。麻生派の議員によると2回目の決選投票で派閥としてまとまって行動する方針。麻生派は河野氏の父・洋平氏が設立した河野グループが源流。会見で河野大臣は「志公会という制作グループもあれば神奈川県連の会もあれば色々な集まりがある。派閥から人事とカネがなくなった以上そういうふうになっていかなければいけない」と話した。裏金事件を受けて麻生派以外の派閥が解散を決めたことで国会議員約380人のうち8割以上が事実上の無派閥となっていて、無派閥票が勝敗を左右すると見られている。派閥に所属している候補予定者は河野氏のみ。前回の総裁選で河野氏の推薦人になった平衆院議員は今回も河野氏を支援するつもりだったが「一緒にできないのは残念。この際に自民党すべての派閥を解消すべき。私とは考え方が違うので」などと語った。