2人は歴史のあるお宅へ尋ねる。こちらは築160年以上で家主の大原さんは8代目だという。甲賀市土山は滋賀県1位の生産量を誇る茶の産地。土山で生産される茶は近江土山茶と呼ばれ、東海道を行き交う旅人に愛されたという。煎茶が評価され授与された明治12年の賞状には、伊藤博文と大隈重信の名が記されている。滋賀県甲賀市は甲賀忍者の里で、近くには甲賀忍者が信仰した総社の油日神社があり、戦国時代甲賀忍者が回廊で会合を行っていたという。その中心となったのが甲賀五十三家と呼ばれる家々で、大原家も五十三家に名を連ねていた名家。油日神社の宝物殿には大原家の忍者が着用したと言われる甲冑が保管されている。問題「木でできた箱型の物体は何?」の出題。水谷隼は「薬を入れておく道具」と回答。正解は「消防ポンプ」。火災が起きた時に使用する消火道具で、江戸時代から明治時代にかけて使われていた。問題「これは何を作るための道具?」の出題。所ジョージは「千枚漬けの大根おろし」と回答。正解は「かき氷」。庶民がかき氷を口に出来るようになったのは明治に入ってからと言われている。
住所: 滋賀県甲賀市甲賀町油日1042