40年前、福井市で女子中学生が殺害された事件の再審では検察が長年開示しなかった重要な証拠が決め手となり前川彰司さんに無罪が言い渡された。検察当局は過去の訴訟活動の問題点などを検討した結果がきょう再審制度の見直しを議論する自民党の会議で報告された。当時の検察官は無罪の決め手となった証拠が検察の主張と矛盾することをもとの裁判の時点で把握していたとした上で、手元で保管しながら主張を維持しようとして開示しなかったと判断せざるをえないとした。そして真摯に反省し教訓すべきだと考えていると総括した。一方で再審開始決定に対して異議申し立てをしたことについては、当時の判断としては相応の理由があったとしている。名古屋高等検察庁は当時の検察官から聞き取りを行うなど追加の調査を進めることにしている。
