火災から2か月。交渉の末、厚木市の現場にNHKのカメラが入った。 火元となった駐車場の2階には100台以上の車が当時のまま残っていた。いかに激しく燃えたかを物語っていた。火災は1台の車から始まった。火元となった車は停車後まもなく、エンジンの下から出火した。15分ほどで駐車場全体に煙が充満し、4時間に渡っても燃え続け最終的な被害は152台にのぼった。マルハン厚木北店 マネージャーの磯野大介さんは、「車の方に消化に向かっている時にかなり大きな爆発音がボンと鳴ってしまったので、これはちょっと消化は危険だと判断して」と振り返った。過去に行われた実験の映像では両隣に燃え移るまで約20分。
なぜ火災は想定を超えるスピードで広がったのか。番組では防犯カメラの映像を入手。防犯カメラは出荷元となった2階を2つの方向から記録していた。午後2時37分、カメラは火元とみられる車をとらえていた。約6分後には、画面に黒い煙と見られるものが。しかしその後も次々と車が入ってくる。停車から8分後、車の前方付近が燃えているのが確認できる。東京理科大学 教授の関澤愛さんが注目したのは炎が確認できた約3分後、床に広がっていく炎。「燃料が流れて車の左右あるいは後部報告にも火の付いた油が流れている可能性がある」と語る。床に広がった炎はプール火災と指摘。油などの液体の表面が燃える状態で、ここから関澤さんが導き出したメカニズムでは、車から漏れ出した燃料などに火が付き流れることで炎をが広がり、下から火で炙ることで燃料タンクなどに引火し、次々と車に火が燃え移り炎症が早まった可能性があるという。火元の床で炎が確認された約30分後、離れた場所でも床が燃えている様子が確認できた。
さらに火元の車以外からも火が出た可能性を指摘する専門家もいる。法科学鑑定研究所の冨田光貴さんが注目したのは、天井の焼け方。「鉄骨が湾曲していますので600~800度ぐらいには達したんではないかと」「火元から天井を炎が伝わってこの周辺の温度が高音になってきたことで同時にですね この火災が一気に発生拡大した」などと話していた。浮かび上がってきたのはフラッシュオーバーと呼ばれる現象。炎や熱を帯びた煙が天井を伝って周囲に広がることで駐車場全体の温度が急激に上昇し、それによって火元から離れた場所でもタイヤなどが燃えだし火災が広がった可能性があるという。現場の車が火元からの距離に関わらず、同じような焼け方をしている状況がフラッシュオーバーと同様の現象が起きた証だと指摘する。本来密閉された空間で起きる現象がなぜ立体駐車場で起きたのか。専門家がスタジオで解説する。
なぜ火災は想定を超えるスピードで広がったのか。番組では防犯カメラの映像を入手。防犯カメラは出荷元となった2階を2つの方向から記録していた。午後2時37分、カメラは火元とみられる車をとらえていた。約6分後には、画面に黒い煙と見られるものが。しかしその後も次々と車が入ってくる。停車から8分後、車の前方付近が燃えているのが確認できる。東京理科大学 教授の関澤愛さんが注目したのは炎が確認できた約3分後、床に広がっていく炎。「燃料が流れて車の左右あるいは後部報告にも火の付いた油が流れている可能性がある」と語る。床に広がった炎はプール火災と指摘。油などの液体の表面が燃える状態で、ここから関澤さんが導き出したメカニズムでは、車から漏れ出した燃料などに火が付き流れることで炎をが広がり、下から火で炙ることで燃料タンクなどに引火し、次々と車に火が燃え移り炎症が早まった可能性があるという。火元の床で炎が確認された約30分後、離れた場所でも床が燃えている様子が確認できた。
さらに火元の車以外からも火が出た可能性を指摘する専門家もいる。法科学鑑定研究所の冨田光貴さんが注目したのは、天井の焼け方。「鉄骨が湾曲していますので600~800度ぐらいには達したんではないかと」「火元から天井を炎が伝わってこの周辺の温度が高音になってきたことで同時にですね この火災が一気に発生拡大した」などと話していた。浮かび上がってきたのはフラッシュオーバーと呼ばれる現象。炎や熱を帯びた煙が天井を伝って周囲に広がることで駐車場全体の温度が急激に上昇し、それによって火元から離れた場所でもタイヤなどが燃えだし火災が広がった可能性があるという。現場の車が火元からの距離に関わらず、同じような焼け方をしている状況がフラッシュオーバーと同様の現象が起きた証だと指摘する。本来密閉された空間で起きる現象がなぜ立体駐車場で起きたのか。専門家がスタジオで解説する。
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