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「注口土器 加曽利B式」 のテレビ露出情報

次に、接着剤となる「麦漆」を器の断面に薄く塗っていく。これは小麦粉と漆を混ぜたもので、古くから使われてきた接着剤。縄文時代から器の修復に用いられてきた漆は、瞬間接着剤のようにすぐには固まらないが、仕上がりは非常に強靭で、食器としても安全に使えるのが特長。安土桃山時代には、異なる器の破片同士を接着する「呼び継ぎ」という技法も生まれ、織田信長の弟もそれを愛用していたという。漆を塗り終えると、器を仮止めするためにマスキングテープで固定する作業へと進んだ。

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