大相撲夏場所で新小結・大の里が初優勝し、喜びを語った。初土俵から7場所目での史上最速優勝。偉業達成の支えになったのは、地元、石川への思いだった。7場所で幕内優勝まで上り詰めた大の里。去年5月にデビューし、幕下を2場所で駆け上がって十両に昇進。さらに十両でも好成績を残し2場所で幕内の前頭に。さらに勝ち続け、きのうまで行われた5月場所は三役の一つ、小結として土俵に上がった。ただ、好成績を残しつつ幕下でも十両でもあと一歩で逃してきたのが優勝だった。新小結・大の里は石川県津幡町出身。今年2月には被災地の避難所を訪問。きのうの千秋楽、地元・津幡町ではパブリックビューイングが行われた。地元は多くの人が大熱狂。この1年で少しずつ髪が伸び、関取らしい髪形に近づいてきた。史上最速で幕内初優勝まで駆け上がった大の里は早くも次を見据えている。