萱野稔人さんはZEN大学という新たな学びの試みについて、オンラインだけで単位を取得できることから日本の大学にとって黒船となる可能性がある、いつでもどこでも何度でも受講できる形であり運営コストをオンライン化で削減するとともに、削減したコストをオーダーメイドカリュキュラムの設置や地域・企業との連携などに充てていると紹介。国立大学より安い38万円という授業料は全面オンライン化によって実現可能となったとしている。キャンパスライフを謳歌するのではなくSNSで知り合ってから対面で交流を進めたいと考える時代となる中、近代の教育制度を打ち破る可能性もあるとしている。近代の教育制度は学ぶ側を学校に集めて生活態度の管理を行うことで成功したが、現在は不登校問題などにより機能不全となっているのが現状であり、ZEN大学はこれまでの通信制大学にとどまるか教育を揺るがしていくのかに注目すべき存在だと評している。