福島県双葉町は東日本大震災で原発事故を起こした福島第一原発がある町。かつて7000人が住んでいた町は一時は誰も住めなくなった。しかし放射能に汚染された環境を回復する除染が行われ、3年前に一部地域の避難解除が行われた居住可能エリアは町の15%。現在は180人が暮らし、今後居住可能エリアも広がっていく。町に2年前、浅野は30億円をかけて事業所を作った。最大の目標は地元に雇用を生み出すことで、本社工場の3倍の広さに。さらに、見学者用のおみやげショップに、周辺住民の憩いの場にしようとカフェを作ったが閑古鳥だったという。そもそもは2019年に経済産業省から福島復興の協力を相談されたのがきっかけ。その時は話をうける気は一切なかったが福島大学出身ということもあり、会社の幹部とともに双葉町の見学ツアーに参加した。しかし現地についた浅野はその光景に衝撃をうけた。浅野がショックをうけたのは見た目はなんともない人の消えた町。その様子にもう知らない顔ができないと補助金と融資をあわせ30億円で新工場を建設。2023年4月に開業し社員は20人。しかし想定外続きの船出だった。
住所: 岐阜県安八郡安八町中875-1
URL: http://www.asanen.co.jp/office/office.html
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