ショベル・スコップはさじ部と柄からできている。まずはさじ部の製造工程を見学。最初の工程ではさじ部をスチール製の板からプレス機で型抜き。続いて、土に差し込みやすくするため先端を削る刃付けの作業。次は約150トンの力で一気にプレスして成形。そして、ここから強度を上げる工程へ。さじ部を高温で熱して急冷することで強度を上げる。中川家の2人は流れてくるさじ部を運ぶのに挑戦したが、5枚中1枚しか運べなかった。
続いての工程はショベル・スコップに必要な粘りを生み出すために行う、約500度での再加熱(焼き戻し)。焼き入れ前のさじ部は強度も粘りもなく、簡単に曲がり戻らない。焼き入れのみをしたものは強度は増しているが粘りがないため、叩くとすぐに割れてしまう。しかし、焼き戻しをしたものだと叩いても割れない。
さじ部が完成したら次は柄の部分。金属製のパイプ柄と木製の木柄の2種類があり、パイプ柄は最新技術で作られているという。機械で取っ手部分の溶接を行っていて、1日で約3000本以上の溶接が可能。あとは機械で塗料を吹き付けて乾燥させ、最後に品質検査を行って出荷される。
この工場は江戸時代にたばこ包丁の製造から始まり、明治時代に6代目社長が輸入に頼っていたショベル・スコップを自社で製造し始めた。今では150種類のショベル・スコップを製造するまで成長した。2.5mの長いショベルは電柱を設置する深い穴を掘るためのもの。他にも蒸気機関車の石炭をくべるためのスコップ、ポールや杭を立てるためのスコップを見せてもらった。
続いての工程はショベル・スコップに必要な粘りを生み出すために行う、約500度での再加熱(焼き戻し)。焼き入れ前のさじ部は強度も粘りもなく、簡単に曲がり戻らない。焼き入れのみをしたものは強度は増しているが粘りがないため、叩くとすぐに割れてしまう。しかし、焼き戻しをしたものだと叩いても割れない。
さじ部が完成したら次は柄の部分。金属製のパイプ柄と木製の木柄の2種類があり、パイプ柄は最新技術で作られているという。機械で取っ手部分の溶接を行っていて、1日で約3000本以上の溶接が可能。あとは機械で塗料を吹き付けて乾燥させ、最後に品質検査を行って出荷される。
この工場は江戸時代にたばこ包丁の製造から始まり、明治時代に6代目社長が輸入に頼っていたショベル・スコップを自社で製造し始めた。今では150種類のショベル・スコップを製造するまで成長した。2.5mの長いショベルは電柱を設置する深い穴を掘るためのもの。他にも蒸気機関車の石炭をくべるためのスコップ、ポールや杭を立てるためのスコップを見せてもらった。