総裁選に出馬した小林鷹之元経済安全保障担当大臣は、1999年に東京大学を卒業し財務省(当時大蔵省)に入省。2012年に衆議院総選挙で初当選し、2021年に経済安全保障担当大臣で初入閣した。地元の千葉2区で選出され当選は5回。去年の総裁選では9人中5位という結果だった。この1年は認知度の向上に取り組み、SNSの発信強化や全国各地へ公演や応援演説に積極的に出向いてきた。今月行われたJNN世論調査で次の総理にふさわしいのはとの質問で9位、5人の候補者の中だと最下位だった。小林元経済安保担当大臣の主張は、所得税の改革、防衛費の増額、外国人政策の厳格化、脱炭素から低炭素へなど。経験ではこれまで経済安全保障担当大臣のみ、党内基盤では党4役や7役といわれるポジションはしていないところが弱み。石井準一参院国対委員長や浜田靖一元国対委員長など、国対委員長経験者が野党連携をカバーしている。原尉之は小林氏の人間性について、とにかくまっすぐな人だと話した。また陣営からは政策などを語っている時に顔が怖いと指摘されて、なるべく笑顔でいようということで台本に笑顔のマークを描いたりなど、アドバイスをすぐに取り入れる人柄でもあると話した。