岩手県大船渡市で2月26日に発生した山林火災はおよそ2900ヘクタールが焼失し平成以降、最悪の被害に。年明け以降、初めてのまとまった雨により延焼の勢いが弱まった。今日、一部で避難指示が解除されたが大船渡市では、この火災で4500人以上に避難指示が出されていた。さらに地元企業にも大きな被害。海産物を販売していた水産会社では加工品も製造しているが工場が避難地区に指定され、製造停止。まだ損害額の見通しもつかない状況。山林火災は世界でも拡大していて焼失面積はこの20年で2倍に。1年に800万ヘクタール、東京都の約40倍の面積がなくなっている計算。経済へのダメージも大きく1月のロサンゼルスの山火事では37兆円の経済損失が出たとの試算も。災害対策に詳しい専門家は山林火災への対策で今、注目されているものが人や環境に影響しない消火剤が開発されていると指摘する。その消火剤が大船渡でも活躍していた。「フォレストディフェンダー」という山林用消火剤は表面には見えない残り火からの燃え広がりを防げる。
住所: 岩手県大船渡市大船渡町字笹崎3-6