消費者事故調が報告書公表。6歳未満の子どもが窓・ベランダから転落する死亡事故は、去年までの32年間で134件発生。事故の発生状況については近くに子どもがよじ登るための足がかりがあったものが99件で74%を占めた。窓からの転落の場合の足がかりはベッドやソファーなど、ベランダからの転落の場合の足がかりはエアコンの室外機やプランターなど。窓の鍵が開いていたのは43件で、残り91件は鍵を子どもが開けた可能性があったとのこと。消費者事故調は国に対し再発防止策として、家具などが足がかりにならないよう配置の工夫について保護者に周知啓発することなど、子育て世代向けに定められたガイドラインに基づいた住宅の普及などを求めた。