都内屈指の繁華街・池袋で取材班は駅から徒歩10分圏内と都内の一等地にある1軒の住宅を訪ねた。築45年となる3階建ての戸建て住宅だが夫婦はあるトラブルを抱えていた。支払額は約2000万円となった“ずさんリフォーム”の実態を追跡した。こちらの家は妻の実家でトラブルに見舞われた当時に住んでいたのは60代の兄と50代の弟であった。発端はおととしであるリフォーム業者による飛び込み営業だった。異変に気付いた時にはすでに6件の契約となっており、総額1969万円が業者に支払われていた。完成予定は去年の1月10日だったが、実際にどれほどの工事が行われたのか今回調査してもらうのは住宅診断士・1級建築士の細谷健一さん。見積書の数は全部で6件でまずは1軒目の見積書にある「雨どいの交換」から確認することになり、細谷さんによると雨どいは交換したとみられるとのこと。2軒目の見積書の外壁の塗り直しについては「半分以上はやっていない」とのことで、3軒目の見積書のものについては495万円のうち屋上での352万円分が未着手のままだという。そして4軒目の見積書では内装工事が記載されているが、部屋の内装は手つかずのままとなっており手抜き工事と思われる痕跡もあった。さらに電器周りの工事として見積もられた5軒目と6軒目についてはほとんど手が付けられた様子がなかった。消費者庁によると、こうしたリフォーム事業者が突然訪問し工事をしないと危険などと言って契約させる「点検商法」に関する相談件数は近年増加傾向になっている。また高齢者が全体の6割以上を占めているとして注意を呼びかけている。怪しいリフォーム業者には3つの共通点があり「飛び込み営業」「500万円未満の見積書」「追加で何度も見積書を出す」とのこと。また足場の設置に必要な道路占用許可申請が4カ月間出されていなかったことが発覚し、その足場を使って住人に対し「この家も傷んでいるね。修復した方がいい」などと声をかけたという。
