高市早苗経済安全保障担当大臣が会見を行い、自民党総裁選挙への立候補を表明し、総合的な国力の強化を訴えた。高市氏は「日本列島を、強く豊かに。」をスローガンに、「サナエあれば、憂いなし。」とのキャッチフレーズを打ち出した。また、「戦略的な財政出動で雇用と所得を増大し、強い経済を支援する」と強調し、積極財政路線に立った経済政策を訴えた。政治とカネの問題については、政党交付金の使い道を特定の党幹部が決めている今のやり方をやめ、党の組織として公平、公正に決める仕組みを作ると主張した。いわゆる裏金議員については「党で決めた処分をひっくり返すような独裁的な行動は取らない」と述べ、改めて処分することは否定した。高市氏はさらに、BS日テレの「深層ニュース」に出演し、政策活動費について「廃止した方がいいと思う」と述べた。また、非核三原則のうち「持ち込ませず」と米国の核兵器により抑止力を得る拡大抑止の考えは「矛盾する」と指摘し、見直すべきとの考えを示した。