埼玉・深谷市のリサイクル工場では、形・材質さまざまなゴミをアルミ・スチール缶・ビン・色ごとに分別していて、現場では慢性的な人不足に悩まされている。そこで、AI搭載の選別ロボットが導入された。カメラとセンサーで得た情報から材質・色合いなどAIが瞬時に解析する。飲み残しペットボトルは空のものとは別のコンベアで運ばれる。ロボット導入により作業効率も上がったという。25人から30人いたのが今は5人になり、後は機械が対応している。それにより社員の定着率が上がった。一方、資源を回収しやすくすることでリサイクルの効率を高めようという取り組みもある。愛知・春日井市にある物流センターには大量のダンボールが集まる。ばらばらの状態のため、ほとんどお金にならないが、コンサル会社がダンボール圧縮の特殊な機械を設置しそのままリサイクルする形にして1キログラム10円以上で引き取ってもらえるになった。利益はコンサル会社と物流センターで分け合う。リサイクル効率化につながり収益にもなるということで、導入を検討する企業が増えている。コンサル会社の佐久間裕之社長は「廃棄物を減らす。資源物を増やしていく。トレンドになってくると思っている」などと話す。