最後は深谷市で伝書猫として話題の猫に会った。出迎えてくれたのは飼い主の國松繁樹さんと三毛猫のナナ。ナナは20歳、人間でいうと100歳近いおばあちゃん猫。近所の家を回るのが日課で猫好きのAさんの家の庭先まで國松さんから預かったメッセージを届けている。目指す先は自宅から30メートルほどのお宅。おうちの前の道路を渡ると近所のおうちのパトロールもしながら木に登ってジャンプ!無事にたどりつき配達完了。きっかけは2年前。庭先によく遊びにくるナナを見かけて声をかけたところほぼ毎日来るように。それ以来、國松さんが自宅で猫を飼えないその人のためにナナの家での様子を書いた紙を首輪に挟んで届けてもらったのが始まりだった。そんなナナが届けてくれた手紙をノートに貼って大事に取っておいている。國松さんにとって掛けがえのない存在になっている。