埼玉・深谷市にある道の駅おかべの一角に、次々と客が入っていくお店が。ここは「NOLA深谷のめぐみ食堂」。その魅力は、地元の農家が収穫したとれたての新鮮野菜が食べられること。しかも珍しく美味しい野菜ばかりを育てているため、サラダバーには、カーボロネロにスイスチャードなど、聞き慣れない野菜を中心に15種類ほどがずらり。スープにデザート、ドリンクまでついて1290円で、なんと時間無制限。普段は食べられないお宝野菜を求めて、ランチ時にはサラダバーに行列ができるほど。600円ほど追加して食べられる大人気メニューは、客席からも見える大きな釜で焼く深谷市特産のねぎをたっぷりとのせた、手ごねのねぎピザ。400℃でじっくり焼くことで、シャキシャキッとしたネギの甘さが倍増。ピリッとした隠し味の味噌との相性抜群。さらに深谷ねぎをはじめ、沢山の野菜に幅広麺が特徴の深谷の郷土料理・煮ぼうとうは、野菜のうまみがスープに溶け出している。地産地消を掲げるお店のこだわりは、野菜のおいしさをさらに引き出すこと。例えば、彩り豊かな野菜の付け合わせがどっさりのった店の名物のハンバーグは、深谷市内で3軒しか育てていないという希少なブランド和牛・深谷牛。特徴は、脂の甘みと肉の柔らかさ。ストレスを感じず、伸び伸びと成長した希少な深谷牛。店では箸で切れるほどほろっほろのビーフシチューや、とろけるほど柔らかく、かまなくても肉のうまみが口いっぱいに広がるステーキ丼として提供。そんな深谷牛のうまみを更に引き出しているのが、付け合わせの野菜。中でも「魔女の杖」という名のくねっと曲がったとうがらしが合う。