埼玉県内のスーパーでは、先月まで29円だったもやしを35円に、78円だったもやしを88円にするなど全体で3~10円値上げ。原材料価格の高騰などを背景に。取引先の2社が数年ぶりに価格を改定したため。あるラーメン店では全メニューにもやしを盛り付けていて、1日あたり20~30キロ使用。もやしの仕入れ価格は上昇が続いていて、去年同時期比1キロあたり100円値上がりしているという。値上がりの裏にあるのは、生産者の厳しい状況。埼玉・深谷市でもやしを作る会社では、原料の豆を海外から調達し、室温や水温を管理した工場で育てることから円安や燃料費の上昇などを背景に、生産コストはこの20年で3倍以上に増加しているという。もやしの生産者数は、2009年度の235から、今月1日の時点で86にまで減少。業界団体によると、平均価格が100gあたり20円を下回る状態が長年続き、価格転嫁が進まない中で廃業や倒産が相次いできたという。業界団体は「健全な経営ができる価格帯を構築することが重要」だと訴える。
