都内の美容クリニックで行われていたのはアートメーク。アートメークは専用の針で皮膚の浅い部分に色素を注入し色を入れていく。一度施術をすると2年ほど持ち汗や水などでも落ちない。ここでは60代以上のシニア層が5年前に比べて約2倍に増えている。友達の紹介で初めてアートメークをする70代女性。老眼で眉毛が書きづらくなってきたのと病気の時に備えるためだそう。まずは下書きをして眉毛のデザインを決める。1本1本毛並みを細かく再現するように皮膚の浅い部分に色を入れ、濃いインクで陰影を作り、本物のような立体感を出していく。施術は2~3時間。1週間ほどで色が定着。眉毛のアートメークによって目鼻立ちがはっきりした顔立ちになった。「これで描かなくていいなら本当に楽。やってよかった」と話した。