渋谷区の渋谷区立松濤美術館へ山本美月がやってきた。須田悦弘の作品がロビーに設置されている。どうみても本物の木の枝は木彫の作品。さらに窓の外にある樹木と雑草をよく目を凝らすと本物の植物に混じって雑草の作品が。素通りしてしまうような場所にさり気なくおかれた作品たち。そんな展示の面白さにハマってしまう人が続出。さらに作品がある場所へ。壁にかかるバラは木彫りの作品。植物を守る鋭利なトゲと雄しべと雌しべと薄い花びらには花脈も。宙に浮くように逆さまに吊るされたバラからは花びらが散る様子が。次に雑草という作品はまさに壁と床の隙間から生えたような作品。ポップアップ型のコンセントからも本物と見分けのつかない雑草が生えている。