街の人に暑さ対策を聞くと、ハンディファン、首掛け扇風機、冷却シート、ベビーカーには氷のうなどがあった。小型扇風機は体の汗を発散させるには役立つが、気温が35℃以上になると温風が当たることになり逆効果になることもあるという。広島大学大学院の長谷川博教授は、首を冷やしただけでは臓器に近い深部の体温が下がらない、頭の中はクールな状態で誤差信号を出してしまうと危険な方向にいってしまうので、首だけ冷やして熱中症予防になるということは気をつけなければ行けないと話した。深部温度を下げるには冷えたペットボトルを握る、足を氷水で冷やすのが良い。手のひら、足の裏、ほおには暑くなると流れやすくなる血管が通っており、その血管が体の深部に直接つながっているという。暑さ対策グッズはあくまで補助で、体温調節・水分摂取の手助けとして有効活用して貰えればとしている。