バスケ日本代表が訪れた羽田空港では、多くのファンがスマホを掲げて待ち構えていた。キャプテンの富樫選手は、窮屈なのが苦手ということで、一人だけサンダルを履いていた。バスケW杯では、初戦のドイツ戦で負けた日本は、次の格上のフィンランド戦で熱い逆転劇を見せ、見事勝利した。W杯では17年ぶりの勝利だった。そして、ベネズエラ戦でも、最年長の比江島選手が第4クオーターだけで17点の大暴れをするなど、逆転劇を見せた。一昨日のカーボベルデ戦では、終盤に苦しむも勝利し、48年ぶりの五輪出場を決めた。富樫選手の父親は、今回の大会を振り返り「ありえない。自力で日本代表がオリンピックの12枠を取るのは現実なのか疑うほどありえない。息子には珍しく緊張感があり、我々にわからない代表のキャプテンの重圧があるように思えた」と驚いていた。富永選手も来店したという東京・渋谷の「MS TOKYO」では、今までにないほどバスケグッズが売れているという。また、マンガ「SLAM DUNK」の作者の井上雄彦さんは、かつてマンガカバーに「次は日本チームの五輪出場が見たい」などと書いていた。その夢が叶った井上さんは、SNSに日の丸とバスケットボールの絵文字とともに、花火の動画を載せ、祝福をしていた。