バスケットボール男子パリ五輪日本代表・八村塁が日本代表の在り方に疑問を呈したことについて、同じく日本代表の渡邊雄太が「憶測が憶測を呼んで事実と異なることが報道されたり、悪者は一人もいませんよということを皆さんにお伝えしておきたかった」などとコメント。今月14日、八村が日本代表ヘッドコーチの人選について「男子のことを分かっているアスリート、プロとしてやっていた人がコーチになってほしかったので僕としても残念」と言及。背景には八村とトムホーバスヘッドコーチとの関係悪化。渡邊によると、きっかけはW杯後の記者会見での監督の「代表に入る考えがあるなら八村の方から連絡してきてほしい。参加しなくてもいいチームをつくる自信はある」などの発言が変に切り取られた記事を八村が目にしすごく怒ったことだが、八村にはエージェント(代理人)が付き直接のコミュニケーションは困難だったという。渡邊は八村に「対立するつもりはない」と伝えた上で「僕はトム(監督)が大好き。誰よりもふさわしいヘッドコーチだと思っている。今回の件で辞めさせられたり精神的にしんどくなって自ら辞めるようなことがあれば僕も正直許せない。トムが引くようなことがあればおそらく今の日本代表は崩壊していく。僕らが問題を向き合いこれからさらに強い日本代表、良い日本代表を見せていけたら」などと語った。